動物病院の経営は競争が激しいことで有名です。
それもそのはず、厚生労働省の調べでは、今日本に存在する動物病院の数はおよそ3万軒近くあり、これは、日本に存在する歯医者の1/2、セブンイレブンの数とほぼ同等に当たります。
競争が激化する動物病院経営において、内装は技術力と並んで非常に重要なポイントになります。
どのような内装にするのかで、飼い主に与えるイメージも、集客力も変わってきます。
こちらの記事では、動物病院の内装を決める際に押さえるべきポイントと、実際に依頼する際に、どのような業者に依頼すれば良いのか、内装業者の選び方を解説していきます。
これから開業される方、内装のリニューアルを検討されている方は必見です!
動物病院の内装を決める際に、押さえるべきポイントは5つあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
デザインがよく考慮された動物病院は、ペットと飼い主にとって快適で居心地が良い空間を提供できます。例えば、広々とした待合室や、ペットがリラックスできる照明や色合い、壁や床にペットの傷つきにくい素材を使用することが大切です。その結果、ペットや飼い主がストレスを感じることなく、安心して診察を受けることができます。
また、デザインをリニューアルすることで、病院のイメージアップやイメージを変えることができます。例えば、現代的なデザインを採用することで、若い世代にも親しまれる動物病院になることができます。
空間を最適化することで、スペースの効率化が可能になります。小規模な動物病院であっても、飼い主とペットが充分くつろげるスペースを確保することも可能で、顧客満足度も上がります。また、診察室や手術室のレイアウトを工夫すれば、スタッフの動線がスムーズになり、診察時間の短縮や診察の正確性向上につながります。
動物病院の内装リニューアルにおいて、衛生面の配慮は欠かせません。ペットが健康な状態で治療を受けるためには、清潔で衛生的な環境が必要不可欠です。例えば、壁や床には、汚れや病原菌がつきにくい素材を使用すること、自動洗浄機能のあるトイレや、自動開閉するドアを設置することで。施設内を清潔に保ちやすい環境を整えることができます。
動物病院の内装リニューアルにおいて、スタッフの意見を取り入れることは非常に重要です。スタッフは、ペットや飼い主に直接接しており、ペットと飼い主の気持ちを理解しています。そのため、スタッフが提案するアイデアや要望を取り入れることで、よりペットと飼い主にとって快適な空間を作ることができ、さらにスタッフの働きやすさ向上にも繋がります。スタッフの意見を取り入れることで、より良い動物病院の内装を実現することができます。
診察や治療を受けるペットは病気や怪我をしているため、様々な危険が伴います。そのため、内装リニューアル、改装の際には、ペットが施設内で安全に過ごせるよう、配慮する必要があります。例えば、壁や床には、傷つきにくい素材を使用することや、急な騒音や振動にも耐えられるように、適切な防音・防振対策を行うことが大切です。
その結果、ペットや飼い主がストレスを感じることなく、安心して診察を受けることができます。
前半では、動物病院の内装を決める際に押さえるポイントを紹介しました。
それでは、実際に業者に依頼する際、どんなことに気をつければいいのでしょうか。
ここからは、失敗しない業者の選び方を紹介していきます。
内装業者を選定する際は、まず実績や評判を確認するようにしましょう。実績や評判を調べることで、その業者がどのような施工実績を持ち、どのような評価を受けているかが分かります。
実際にその業者が手掛けた動物病院の内装施工実績を確認することで、その業者がどのような技術力や経験を持っているかが分かります。また、施工実績を調べることで、その業者がどのような規模の案件に対応できるかも確認できます。検討している業者に直接連絡するほか、会社のホームページにアクセスし、施工実績が掲載されていないか確認しましょう。
評判を確認することで、その業者がどのような信頼性や評価を持っているかが分かります。過去のお客様の口コミや評価を調べることで、その業者がどのような対応力やアフターサポート体制を持っているかが分かります。業者のホームページやSNSなどでの評価を調べることもできます。
相見積もりは必ず行いましょう。相見積もりを行うことで、複数の業者から提示される工事費用を比較し、より適正な価格で内装工事を実施することができます。
また、工事内容も重要なポイントです。内装工事には、壁や床の素材や色、照明やエアコンなどの設備、収納スペースの配置など、多くの要素が含まれます。工事内容をしっかりと確認し、自分たちの希望や必要性に合った工事内容を提案してくれる業者を選ぶことが重要です。
保有している資格も、確認しましょう。
内装工事には、建築士、一級建築士、施工管理技士などが必要な場合があります。また、内装工事の安全性を確保するために、特定建設業の届出や許可が必要な場合もあります。これらの資格や許可を持っている内装業者を選ぶことで、工事の質の向上や安全性の確保が期待できます。
資格と同じく大切になるのが、保険の加入状況です。
どれだけ細心の注意を払っていたとしても、内装工事中に、職人や周辺の人々に怪我を負わせてしまう、または工事中に物や設備を破損させてしまうことがあります。業者が保険に加入していることでそのリスクをカバーすることができます。
内装施工に必要な資格を所有していること、それに対応した保険に加入している業者を選ぶことで、内装工事の品質や安全性を確保し、トラブルに対するリスクマネジメントを行うことができます。また、これらの要素を満たす内装業者は、信頼性の高い業者であると言えます。
動物病院は待合室、診察室、手術室、トリミング室、薬品や機器の保管場所など、様々な機能を備えていることが求められます。そのため、限られたスペースの中でも要件を満たすことができる、空間設計と空間デザインが得意な内装業者を選ぶようにしましょう。
空間設計と空間デザインが得意な内装業者は、動物病院のニーズに合わせたデザインと空間を提案することができます。
必要な設備や設備の配置などを考慮して、機能的かつ美しく空間であること。飼い主とペット、そして従業員のことを配慮した空間になっていること。さらに、動物病院の動物病院の特徴やコンセプトに合わせたデザインを提案してくれること。
これらの要件を満たしてくれる内装業者であれば、安心して内装リフォームを任せられるでしょう。
前半では、動物病院の内装を決める際に押さえるべきポイントを、後半では、内装業者の選定ポイントをまとめて紹介しました。
動物病院を運営する中で内装は非常に重要で、病院のイメージアップに繋がることもあれば、反対にイメージを下げてしまうこともあります。
今回の記事を通して、飼い主やペットはもちろん、動物病院で働くスタッフ・獣医さんも快適に過ごせるような動物病院作りの参考にしていただければと思います。
また、弊社では動物病院の内装・設計・施工をワンストップにて行っています。
創業から今日までの30年間、延〇〇◯店以上の動物病院の内装に携わってきた経験とノウハウで、地域に愛される店舗作りをサポートしています。
もし動物病院の内装でお悩みごと、お困りごとがあれば、お気軽にご連絡ください。